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第6回 中村 紘子






写真:アイメイトコーナーで質問をする中村さん 写真:アイメイトも並んでお出迎え

第6回 中村紘子のあいらぶコンサート

あいらぶコンサートは今年で6回目を迎えることになりました。コンサート実行委員は黒一点の事務局長を頭に、今年からアイメイト使用者の千代元子さんを新メンバーに加えた女性15名のパワーアップの布陣となりました。コンサートの回を重ねてもやはり、オバサンの恐いもの知らずは相変わらずのようです。というのは、今回の出演者を、あの“中村紘子さん”に決定したからです。
出演者選考は2年前からスタートしますが、メンバーの一人が文藝春秋の中村紘子さんの記事に“ひらめき”を感じ、候補の一人として提案しました。複数の候補者から出演者を決定するまで協議を重ねましたが、中村さんの“犬と一緒に舞台に上がれたら”というフレーズが決定打になり今回の出演依頼になりました。

音楽に詳しくない人でも中村紘子さんの名前は知っているぐらい知名度のある有名な音楽家・・・時が経つにつれて「本当に?出来るかしら?大丈夫?」と、決断したメンバーそれぞれに一度は不安が頭の中をよぎったようです。
その後コンサート開催までの準備期間中に何本もハードルを飛び越えてきたように思います。収益を考慮して、チケット販売枚数は1500枚以上を目標に掲げ、広告収入確保にも早くから動き始めました。
そうしたら、中村さんの知名度と人気が、コンサートが近づくにつれてそれらをバックアップし始めたのです。あいらぶコンサートに初めて参加された方は、正に中村紘子さんのビッグネームに負うところ大なのです。コンサートは年1回のこのコンサートだけに来ますというお客さまもいらっしゃいますが、その方々にも今年はとても楽しみにしていましたと感想を寄せていただきました。
                  
あいらぶコンサートはアイメイトの為のコンサートだから、コンサートの目玉、アイメイトコーナーの進行が大問題・・・使用者とアイメイトの仕事振りをアピールする場に出来るかしら・・・この心配も当日のステージで払拭されました。アイメイトコーナーが今年のコンサートでも大収穫になりました。
中村さんの犬好きがこのコーナーを盛りたてて、見守るメンバーはもとよりお客様の反応も素晴らしいものとなりました。中村さんがステージに登場しての第一声は「今日は私の夢が叶いまして・・・」と嬉しそうに話し始めました。私たちはこのスタートを見て、アイメイトコーナーの好感触を予感しました。期待通り12人の使用者が整然と舞台に移動する様子はインタビューをする中村さん本人と観客の視線を釘付けにしたようです。愛犬ウルちゃんを少し恥ずかしそうに紹介する中村さんは会場の愛犬家たちのハートを掴みました。ニコニコと嬉しそうに上手なインタビューで使用者とアイメイトの日常を紹介していただきましたが、優しくアイメイトを気遣い、犬にまつわるエピソードを披露する様子は中村さんを身近に感じさせられるものでした。

今回のコンサートはみなとみらい大ホールを使用開始以来のチケット販売数記録を出しました。その数1873枚はホールのスタッフも通常の2倍の人数を配置しての対応となりました。登録ボランティア104名、使用者入場数31名、グッズ販売額474,500円。募金箱金額220,710円、広告収入740,000円。そしてコンサートの収益金額は3,546,008円、充実したコンサート結果になりました。
コンサートを支えていただいた全ての皆さまに心からのお礼と感謝をお伝えして、大きな浄財をアイメイトをサポートする資金としてお届けすることで第6回コンサートを終了させていただきます。
第1回コンサートから今回までのコンサートの様子はこのコンサートの為に開設した「横浜アイメイト支援基金」(http://www.eyemate-shien.org/)に楽しく紹介されていますので是非ご覧ください。


次回は2007年4月15日(日) みなとみらい大ホール オカリナ奏者・宗次郎さん(クラシック編成)で決定しています。
もちろん2008年に向けてスタッフはもう動き始めました。私たちの原動力になっているのは、皆さまの暖かく篤いご支援です。今後も末永くよろしくお願い申し上げます。

           


横浜アイメイト支援基金