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第1回 金井 信さん





    写真:アイメイトコーナーで使用者さんに質問をする金井さん 写真:アイメイト候補犬もリタイア犬も今日は広報のお手伝い




「楽しかったわね〜〜」「面白かったわ!」「1秒も寝なかったわ!」・・・・・これは、吉本興業のイベント後でも、三谷幸喜さんの舞台後の感想でもありません。ピアノのコンサート終了後のロビー内で聞かれた感想です。マルチピアニストの「金井 信」さんのコンサートは、楽しいトークと変わったプログラムで、「2時間半お客さまを飽きさせません!」との売り込み通り、本当に楽しい内容でした。

ちょっとその内容をご紹介しましょう。
BGMでお馴染みの「トゥ・ラブ・アゲイン」から始まり、前半の目玉は「ぬすんで ひらく アレンジコーナー」。編曲者としてご活躍の金井さんならではの企画。モーツアルトが「むすんで ひらいて」を弾いたらこんな感じ!「無邪気に快活に明るく・・・」〜〜聴いている私は、思わず「上手い!!」〜〜 次はベートーベン先生の場合、「暗く重厚で軟弱ではいけません。人生の苦を一身に背負った・・・」「一度結んだ手は二度と開かない」そんな感じ〜〜お見事!!〜〜そしてエスニック風・ロックンロール風と続き、そのいずれもアレンジの楽しさを具体的にご披露。もっと聴きたい!!時間が限られているのが残念。
金井さんのトークに会場内はいつも和やかなムード一杯。「ピアノのコンサートだと、いつも息するのも気を使ったりするけど、今回は、本当に肩の力を抜いて楽しめました!」との感想をお寄せくださった方がいるほどでした。

後半は、今回の企画の目玉、「アイメイトのテーマを即興で!」コーナーです。
アイメイトチャリティーコンサートならそれらしく、来ていただいた皆さまにアイメイトのことを知っていただかないと・・・ということで、盲導犬を初めて見る金井さんの疑問にアイメイト使用者がお答えし、その後金井さんにその時のイメージを即興で演奏していただくという企画でした。
このラッキーパーソンに選ばれたのは、小山恵美子さんとアイメイトのアストロくん。即興曲は8小節程度なら・・・との最初の打ち合わせでしたが、気分が乗ってしまった金井さんは「アストロ(宇宙)」という壮大な美しいメロディーを演奏してくださいました。ご自身の次のオリジナルCDに使うかもしれないというほどの本格的な一曲になりました。
そして、飼育・繁殖でお馴染みの井上震太郎さんが1993年に作詞・作曲された「アイメイト賛歌」を金井さんの張りのあるテノールでご紹介いただきました。

ご来場のお客様には「アイメイト」という言葉と、25頭ものアイメイトがいながら、気配さえ感じさせないマナーのよさがしっかりと印象に残ったことと信じています。なんたって「人間より、犬のほうがマナーがいいわ!」という方もいらしたほどですから・・・。
そして「アイメイトを持ちたいのですが。実際どのような仕事ぶりなのか見学のつもりで・・・」とご家族でお越しいただいた方には、きっと「憧れのアイメイト」になったことと思います。

その後は、金井さんの売り物「リクエストコーナー」。当日の来場者のリクエストにジャンルを越えてお答えする。クラシックから演歌まで・・・。
演奏者も観客も、ともに高揚した気分でコンサートは終了しました。
ホント面白かった!!
ご来場の皆さまには、しっかり楽しんでいただけ、大きなトラブルもなく、実行委員全員ほっと椅子に腰を下ろしたのは、コンサート終了1時間後でした。
初めて企画したコンサートがこんなにも上手くいくとは誰が想像できたでしょう・・・・・。

「ツィター以外のコンサートはできないの??」という某会員の素朴な質問が最初でした。「自分の聴きたいアーティストを、もっと気軽なお値段で・・・・」
ちょうどその時、テレビの画面にはニュースステーションで「全盲の天才ピアニスト 辻井伸行くん」を特集していました。「彼のコンサートなら聴いてみたい!」という話をしながら、それでお終いかと・・・・。それが伸行くんのお母さまと親しい方からご紹介いただき、スケジュールのお話をいただいたり・・・。
舞い上がってしまった私たちは、お話がまとまらないうちに会場を押さえてしまったという猪突猛進型。会場も横浜ライオンズクラブでお馴染みの和田さんにお力添えいただき、横浜では名所となっている「みなとみらいホール」を・・・。
さあ、会場OK!!と喜び勇んで辻井さんにご連絡。先方は唖然。そうなんです。ちゃんとOKをいただいた訳ではありませんでした。で、結局は最後の段階でスケジュールが折り合わず、演奏者無しで会場のみが手元に残ってしまいました。
さあ、大変!!「辻井伸行くんのコンサート」と騙されて実行委員に手を挙げてしまった8名で演奏者探しから・・・・・。
結局は、とても素敵な会を作ってくださった金井さんと巡り会えて、大変ラッキーでした。

自分たちで演奏会を企画するのは初めてという素人集団は、無敵の恐いモノ知らず。数々の新鮮な企画も盛り沢山。例えば、アイメイト紹介コーナーをプログラムに。アイメイト単独歩行の方にシャトルバスやお食事をご用意。アイメイトのお食事部屋を設置。白状歩行の方には、ガイドヘルパーさんをご招待。等々・・・。
広告取りも「オバサンパワー」を十分に駆使し、快く協賛くださった横浜ライオンズクラブの方々のお力も大いにお借りして、目標以上にいただけました。
プログラムのイラストは、新進気鋭の芸術家、和田恵美さんのご協力で、私たちの意図する「楽しいコンサート」の雰囲気を十分に表現したものになりました。
ただ、チケットの販売では、当初「ドアを開けたら誰もいなかった!」という夢を見た!!という実行委員が現れたほど、動きが鈍く、一人当たりの損害補償金額を算出する人も現れたり・・・。が、10月に入るとどんどんチケットが動き出し、最終的には、半月前にはチケット完売。お断り続出。手違いで、客席数より多く販売してしまったので、今度は「ドアを開けたら人が溢れた!」という夢を見るほどでした。

11月24日、お天気にも恵まれ、スタッフは開場2時間前の集合。ところが集合時間に間に合ったスタッフは、半分。私も遅刻。
桜木町周辺は、人人人・・・・・人が溢れていました。当日、超人気の「サルティンバンコ」と「ロボットフェアー」のイベントが近くで開催中でした。
駅から会場まで用意したシャトルバスは道路の渋滞で動きがつかず、やむを得ず人海戦術で行ったアイメイト使用者の誘導は、駅での待ち合わせなどとんでもない状況に大焦り。改札口が人で見えない!!口で誘導しようとしても人だらけで、誘導のスペースが見つけられない!!
本当に大変でした。このような状況を事前に把握できなかったのは、やはり素人集団の悲しさ。大いに反省です。
そして、大半のスタッフが誘導の応援に出かけた会場では、開演までの準備に戦場のごとく大騒ぎ。きちっと集合もできないままに事がスタートしたのが失敗の始まり。初めての会場に、するべき手順も悪く、ただアタフタと駆けずり回るだけ。心配そうに見ていたホールの職員もついに見かねてお手伝い。
場内スタッフが一息つけて、モニター画面の前に立てたのは後半のリクエストコーナーあたりでした。
舞台裏では反省点を多く残したコンサートでしたが、コンサート自体は、岡村さんの穏やかなナレーションと、みなとみらい小ホールのスタッフの方々の細やかなサポート、そして何より、未熟な実行委員の大穴を、当日スタッフとして快くお手伝いくださった後援会有志の皆様に助けられました。また、ご来場の方々からは、好評のお言葉をたくさんいただきましたこと、この場を借りて実行委員一同より感謝申し上げます。
赤字かも・・・と怯えていた当初では考えられない 1,055,668円 を寄附することができました。
これは皆さまの精力的なチケット販売の賜物です。ご協力、本当に、本当にありがとうございました。

「あい らぶ」コンサート:アイメイトを愛する(ラブ)コンサート
            :アイメイトとして働く犬、ラブラドールを応援するコンサートをこれからもよろしく!




横浜アイメイト支援基金